2024 11,23 05:40 |
|
× [PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。 |
|
2018 04,02 07:08 |
|
◆声本時評 vol.055より
「サピエンス全史 上巻」 ユヴァル・ノア・ハラリ (著), 柴田裕之 (翻訳)、 河出書房新社、2016、¥2,052 【目次】 第1部 認知革命 第1章 唯一生き延びた人類種 第2章 虚構が協力を可能にした 第3章 狩猟採集民の豊かな暮らし 第4章 史上最も危険な種 第2部 農業革命 第5章 農耕がもたらした繁栄と悲劇 第6章 神話による社会の拡大 第7章 書記体系の発明 第8章 想像上のヒエラルキーと差別 第3部 人類の統一 第9章 統一へ向かう世界 第10章 最強の征服者、貨幣 第11章 グローバル化を進める帝国のビジョン ビジネス書大賞2017大賞受賞、 ビジネス書グランプリ2017リベラルアーツ部門第1位という 世界的ベストセラーです。 著者はイスラエル人歴史学者。 ただの歴史本じゃなくて、 生物学と歴史学の両面から 人類の歩みを解いた、 という点が新しいところ。 注目すべきは、 著者が言う人類躍進の3つのキーポイント。 それは、認知革命、農業革命、科学革命。 そのうちの認知革命は7万年前に起きた遺伝子の突然変異。 この認知革命で、 人類は柔軟な言語を持てるようになり、 それで架空の事物を語る力が生まれ、 国家、法律、貨幣、宗教が成立した、 だとか。 言語って、 ただのコミュニケーション手段じゃないんですね。 存在しない抽象的なものに名前をつけると、 突然存在することになる。 そのために出来上がったものが、 いかに多いか。 人類の発展はこれなくしてはなかった。 なかなか面白いですねえ。 ただ難点は、 字ばっかりでちょっと読みにくいとこですねえ。 頑張れそうな方はぜひ。 PR |
|
忍者ブログ [PR] |