音声障害のある医療従事者29人を、5週間25回のトレーニングを行なう呼吸訓練グループと対照グループに分け結果を比較した、という研究。 結果、肺機能に変化はなかったが、/ Z /発声・/ S /無声呼気・アンケート結果には有意な差がみられたとのこと。 今後は症例数を増やし、長期治療の有効性を検討したい、と著者らは結んでいます。
呼吸訓練、とひとくちにいっても、どんな指示をしたか、どんなフィードバックをしたか、ということで結果はまるで違ってくると思われます。 同じトレーニングでも一生懸命やるかどうかで差が出ますよね。このあたりは指示ひとつ、励ましひとつで変わってしまいます。 ここをコントロールせずに効果の有無を云々してもちょっとピントがずれている、と言わざるをえません。