メルマガ「発声は面白くて深い!」記事
隔週刊メルマガ「発声は面白くて深い!Let's声の筋トレ」の主要記事です 発声運動エクセサイズ研究会発行
プロフィール
HN:
渡邉 佳弘
HP:
発声運動エクセサイズ研究会
性別:
男性
職業:
言語聴覚士、学術博士
自己紹介:
発声運動エクセサイズ研究会代表
このメルマガをきっかけとして、幅広い方々に面白くて深い発声という現象に興味を持っていただければ幸いです
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2016
01,04
06:08
【コラムその23】 紅白歌合戦が気になる◇声の芸能◇
CATEGORY[声のコラム]
◆気になるボイスコラム◆ vol.023 2015.01.04号より
☆声にこだわりを持つ筆者がこだわってお届けします☆
紅白歌合戦が気になります。
別に紅白フリークとか、いつも歌番組を観ているというわけではないのですが、歌手の皆さんの発声法とか声の特徴は普段から習性で気になっています。 で、紅白だと一度に大勢の歌手の皆さんの声が聴けます。 色々批判はあるようですが、出演者はその年を曲がりなりにも代表したり話題になった方々ということですので、そのあたりの興味もあります。 それで今回は紅白を聴いて、声についての感想を書いてみたいと思います。もちろん全くの個人的な主観に基づくものですので、真実でもなんでもありません。 与太話として読み飛ばしていただれば幸いです。
・郷ひろみさん。もう60歳を越えているのに声質は全く変わっていませんね。鍛えていらっしゃるのでしょう。 ただ後半からちょっと声量が落ちてしまいました。頑張っていましたが、あのお歳で踊りながらの発声では無理からぬところです。
・大原櫻子さん。ファルセットを多用した歌い方ですね。 ファルセットは息が混じってしまうので地声部分との接続に違和感が出やすいのですが、大原さんは地声部分も気息声なので接続部がうまくカバーされていました。
・徳永英明さん。懐かしい曲でした。しかしかなり気息声が強くなっていました。高音部でもクリアにならないというのはかなりの重症です。 徳永さんのように地声の高い発声の方はどうしても高音部の多い歌で聴かせようとするので声帯に負担がかかりがちなのだと思います。 往年のクリアな発声を知る者としては切ない心境です。
・miwaさん。ちょっと声道を狭くして独特の響きをもたせていてそこが特徴ですね。比較的無理のない発声をされていますので、割と安心して聴けました。良い感じです。
・いきものがかりさん。好きなアーティストなのですが、ちょっと無理な発声をしている感じがしました。 硬起声ではないのですが、声量を出すために声帯を絞って呼気圧を高める方法をとっているようにお見受けしました。声帯には負担がかかりますのでこのままだと心配です…。
・superflyさん。最も安定した発声でした。安心して聴くことができました。
・X Japanさん。一番高音のところの音は苦しそうでした。少し気息声ながら今のところは大丈夫なようですが、徳永英明さん同様声帯に負担がかかりがちな声です。 無理をなさらぬように…と思わざるをえません。
・レベッカさん。懐かしいです。発声の持続力に余裕がなさそうで、ちょっと不安定でした。 息が続かないのを節約して乗り切っていたようにお見受けしましたが、これで活動休止とのことでちょうど潮時であったのかもしれません。
・松田聖子さん。全盛期の80年代、声を酷使しすぎて気息性の起声になってしまいましたが、もうほぼ治癒して気息性起声は消失したようですね。良かったです。 ただ全体のキーが低くなって、あのアイドル然とした高音ももう聴かれませんでした。声帯にはその方が良いのですが、ちょっともの足りない気もしてしまいます。
・演歌勢の方々はいつもと変わらず、藤あや子さんを除いて皆基本同じような、声帯を絞って咽頭腔を開ける発声法でした。 それが演歌といえばそれまでですが、演歌が誕生して50年ほど、一時期の隆盛から現在は低迷し復活の兆しはありません。 どの人も同じような歌い方ではただのコピー製品の再生産にすぎず、劣化は免れません。このままでは飽きられて歌舞伎や浄瑠璃のように文化財化していくしかないでしょう。 もしお飾りでなく主流に返り咲きたいのなら 、なんらかのイノベーションが必要です。
・グループの方々は個々の発声がよくわからないので特に言うことはありません。声を売りにしていないビジュアル系の方々やコンセプト重視の方々にも特にコメントはなしです。
・最後に細川たかしさん。一部高音は苦しそうでしたが、御歳65歳であの声門閉鎖と声量、高音部の安定性、そして発声持続力の維持は大したものと思いました。 あまり言われていませんが、実は天才的な発声能力をお持ちなのではないでしょうか。
というわけで。また来年が楽しみです。
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