2024 11,23 06:22 |
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2016 01,04 06:13 |
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【解説第23回】 ◆発声のワンポイント解説◆ vol.023 2015.01.04号より
☆発声にまつわるわかりにくい用語・概念や発声エクセサイズのコツなど、 テーマを毎号ひとつ選んでワンポイント解説します☆ 胸郭とは、胸椎・肋骨・胸骨で構成される骨格、またはこの骨格で構成される体幹の部分のことです。 ここにある呼気筋・吸気筋の可動域と柔軟性を高め、呼気筋の筋力を向上させることにより、呼気量・呼気圧を増加させることができれば、声量アップや過緊張発声抑制に繋げることができます。 さて、効果的に呼吸筋の可動域と柔軟性を高め、呼気筋の筋力向上を図るために、充分なウォームアップを入れる必要があります。 そのウォームアップの第一選択として胸郭のスタティックストレッチが挙げられます。 スタティックストレッチ(静的ストレッチ)は、無理のない程度に筋肉を伸ばし、その状態を15~60秒程度保持する方法です。 ストレッチを持続して行うことにより筋紡錘をリセットし、筋伸張反射による運動開始時の筋収縮を減少させて筋をリラックスさせる効果があります。 ここで第一選択としてストレッチを行う部位(筋)は、呼吸主動筋である外・内肋間筋ですが、最大限の効果を狙うためにストレッチに適した部位をさらに細分化して探します。 分けられる部位は大きく分けて胸郭上部前面、胸郭下部前面、胸郭下部側面です。 安静呼吸時および発声時にこの3箇所を触診し、最もよく動いている部位を重点ポイントとして設定します。これはそれぞれの個人によって異なります。 胸郭上部前面について他者をストレッチする場合は、座位であれば背後から、臥位であれば頭部から胃の方向に押すようにストレッチしましょう。 自力でやる場合も方向は同じです。 胸郭下部前面について他者をストレッチする場合は、両手を動く部位にあて、絞るように胃の方向にストレッチしましょう。自力でやる場合も同じです。 胸郭下部側面について他者をストレッチする場合は、第7~10肋骨の部位ですので、横方向から反対側に押して筋のストレッチを図ります。 自力でやる場合も方向は同じです。 それぞれ20秒程度を目安としましょう。 このようにまずスタティックストレッチで筋緊張を軽減させつつ可動域を拡大して発声を試してみます。 これで効果が今ひとつのようであれば続いてダイナミックストレッチで可動域を拡大しつつ筋力増加を図る、という流れになります。 PR |
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