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2015 08,03 07:19 |
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◆10年後の発声トレーニング◆ vol.013 2015.08.03号より ☆
これからの発声トレーニングのあるべき姿について提案します☆ 【提案2】 発声トレーニング後のクールダウン クールダウンとは整理運動とも呼ばれ、筋肉疲労の回復を目的に行われる運動です。ウォームアップ(準備運動)が筋肉内の血行を促し、筋肉の柔軟性を高める役割を持つのに対し、クールダウンは運動中に生じた疲労物質を筋肉から除去する役割があります。 トレーニングの後にいきなり休止すると、大量の血液が筋肉中に留まり疲労物質も同時に蓄積されるため筋肉痛の原因となってしまいます。クールダウンは、筋肉内に留まった疲労物質(老廃物)を除去することで疲労の回復を図る運動です。 クールダウンの効果的な方法の代表はストレッチです。疲労した筋肉をしっかりとストレッチし血行を促進することで、筋肉疲労の早めの回復をもたらし、筋肉痛の軽減に繋がります。 またアイシングによる直接的なクーリング手法でも体を静止させたま疲労物質を抑制することができます。 筋肉を鍛える種類の発声トレーニングをたっぷり行った場合、特に呼気筋や喉頭筋には疲労物質が蓄積してしまっていることが推測されます。このような状態の時はさっと発声トレーニングを終わらず、確実なクールダウンを入れることで後に疲れを残したり喉に痛みを生じたりといったことを回避できると考えられます。 呼吸筋についてはストレッチを行いながらの深呼吸が良いと思われます。具体的な例ではラジオ体操の最後に入っている深呼吸体操が適当でしょう。あれをゆっくり数回行う行うことで呼吸筋のクールダウンになると考えられます。 声帯のほうもクールダウンが必要ですが、こちらはなかなか難しいことが予測されます。声帯そのものをストレッチすることは高音と低音の反復発声でできますが、声帯を閉鎖するための外側輪状披裂筋や横披裂筋、高音を出すための輪状甲状筋や甲状披裂筋をストレッチすることは基本的に方法がありませんのでできません。これらはみな甲状軟骨の内側にあるので直接触ったり伸ばしたりできないからです。 輪状甲状筋のみは可能性がありますが、どれほど効果があるか分かりません。後はアイシングによる直接的なクーリングが考えられますが、これも直接冷やせるわけではありませんので効果は未知数です。しかしうまくいけば超回復の助けになり発声トレーニングの効果を高められると考えられます。適正なクールダウンが確立されればと思います。 ■QAコーナーへのご質問もお待ちしております。 → http://physiexvoice.client.jp/mail.html PR |
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