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2015 07,06 15:55 |
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◆発声のワンポイント解説◆ vol.011 2015.07.06号より
☆発声にまつわるわかりにくい用語・概念や発声エクセサイズのコツなど、 テーマを毎号ひとつ選んでワンポイント解説します☆ 筋力トレーニングを行うための運動には2種類あります。ひとつは等尺性運動、もうひとつは等張性運動です。等尺性運動はアイソメトリック運動、等張性運動はアイソトニック運動ともいいます。 ものを動かそうと引っ張っている時のように力を込めながら関節を動かす運動を等張性運動・アイソメトリック運動といいます。関節が動くのは筋が長さを変えるからで、言い換えれば等張性運動とは筋が長さを変えながら行う運動のことです。抵抗よりも筋の収縮力が大きいと筋が短くなりながら力を出しますので、これをコンセントリック収縮・短縮性筋収縮、抵抗よりも筋の力が小さいと筋が伸ばされながら力を出すことになりますので、これををエキセントリック収縮・伸張性筋収縮と呼びます。 一方、関節を動かさないで行う運動を、等尺性運動・アイソメトリック運動と呼びます。関節を動かさないので筋の長さは変わりませんが、筋は収縮して力を出しています。動いていないので運動のようにみえないかもしれませんが、筋が収縮していますのでこれも立派な運動のひとつです。動かないものを押したり引いたりするとこの運動になります。もしくはじっとしたまま筋肉にぐっと力を入れてもこの運動になります。等張性運動は動的運動、等尺性運動は静的運動とも呼ばれます。 筋力トレーニングというと抵抗を加えながら行う等張性運動のことばかり想像してしまいがちですが、発声に関わる筋肉のトレーニングをしようとしても等張性運動を実施しにくいことが結構あります。そんな時はこの等尺性運動を行います。等尺性運動だからトレーニング効果があまり期待できないということは決してありません。外部から筋収縮に見合う最大抵抗を加えて等尺運動させると最大の筋収縮を出しやすいことが知られています。可能なら等張運動と組み合わせるとさらに効果的です。知っておくと良いでしょう。 PR |
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