2024 11,23 06:25 |
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2015 11,02 07:28 |
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◆発声のワンポイント解説◆ vol.019 2015.11.02号より
☆発声にまつわるわかりにくい用語・概念や発声エクセサイズのコツなど、 テーマを毎号ひとつ選んでワンポイント解説します☆ かすれ声の気息声を改善させるためによく使われる方法のひとつに高い声で発声練習する、というものがあります。 また、ハスキーボイスの人で、地声はかすれてハスキーなのに、高い音はクリアな声が出ていることがしばしばあります。 高い声が出る仕組みは、ひとつには輪状甲状筋が収縮することによって声帯が引っ張られ前後径が伸びるため、もうひとつは外側輪状被裂筋が収縮することによって声帯が薄くなるためです。 輪ゴムを張って弾くと音がでますが、伸ばしてピンと張れば張るほど音が高くなります。輪状甲状筋の収縮は輪ゴムをピンと張っているのと同じ仕組みに当たります。 また、使う輪ゴムが太いものと細いものでは細いほうが高い音が出ます。外側輪状被裂筋の収縮は輪ゴムを細くしていると思っていただけると良いと思います。 さて、気息声は声門閉鎖不全により生じます。 左右の声帯の隙間が広すぎる場合には効果はありませんが、隙間が少しだけであれば輪状甲状筋を収縮させ声帯をピンと張ることで隙間を埋めることができる可能性がでてきます。 なぜなら通常の声を出す際の声帯は通常は緩んだゴムのようになっていますので、隙間が生じやすいのですが、ピンと張れば隙間が埋まりやすくなるからです。 従って気息声を改善させるためには、輪状甲状筋の収縮がひとつのポイントになります。 しかしこれだけでは充分声帯を伸ばせない場合ももちろんあります。輪状甲状筋の収縮には限りがあるからです。 その場合は喉頭を全体に上に挙げるという方法があります。喉仏が上に挙げる感じですね。 声帯の根元が固定されていて先端が上がれば声帯は全体に伸ばされることになります。顎を上げて上を向いても同じような効果があります。 高音発声が気息声やハスキーボイスを改善させるのはこにような仕組みによります。 PR |
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