2024 11,23 06:43 |
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2015 12,07 06:20 |
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◆発声のワンポイント解説◆ vol.021 2015.12.07号より
☆発声にまつわるわかりにくい用語・概念や発声エクセサイズのコツなど、 テーマを毎号ひとつ選んでワンポイント解説します☆ 舌と声は一見関連なさそうにみえますが、実は舌の状態は声にかなり影響します。 そもそも舌を動かす神経と喉頭周辺の筋肉を動かす神経は解剖学的に非常に密接な関係にあり、舌が過緊張な状態にあると喉頭周辺の筋肉も過緊張になりやすい傾向にあります。 喉頭周辺の筋肉が過緊張になると、喉頭の上下運動などが妨げられますので、声の高さ調節などがやりにくくなることが想定されます。 また喉頭周辺の筋肉が過緊張であると、つられて内喉頭筋にまで過緊張が及ぶことがありえます。そうなるとかすれ声の気息声や喉詰め声の努力声が起こることになります。 さらに舌を動かす筋肉には内舌筋と外舌筋という2つの筋肉があります。 内舌筋は舌の中にあり舌を形作っていますが、外舌筋は舌の根元から下あごにかけて伸びています。つまり外舌筋は喉頭のすぐ上にあるといえるでしょう。 この外舌筋が過緊張であった場合に舌全体の位置が下降してしまうことがあります。下降の方向によって影響は異なりますが、もっともありそうなのは声道を狭窄させることです。 声道が狭窄すると声はこもり、声量も小さくなってしまいます。 また舌全体の下降が喉頭の上下運動を妨げることもあります。その場合はやはり声の高さ調節がやりにくくなります。 さらに舌全体の下降が顕著な場合には喉頭全体を圧迫することもあります。 そうなると発声そのものがやりにくくなり、声量低下や高さ調節困難・努力声など過緊張発声全般の特徴がみられるようになるでしょう。 このように舌の状態は声にかなり影響を及ぼします。そのため声のトレーニングに際しては舌の形や舌の動きのチェックは欠かせない、といえるでしょう。 PR |
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