2024 11,23 06:43 |
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2015 12,21 05:53 |
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◆発声のワンポイント解説◆ vol.022 2015.12.21号より
☆発声にまつわるわかりにくい用語・概念や発声エクセサイズのコツなど、 テーマを毎号ひとつ選んでワンポイント解説します☆ 騒がしい場所でしゃべると反射的に声が大きくなってしまいます。 この現象のことをLombard効果といいますが、この現象を利用して声を大きくしようとする発声練習方法があり、これをマスキング法といいます。 マスキング法の一般的な実施方法は,まず40dB程度のホワイトノイズをヘッドホンで両耳に聞かせ、聞こえることを確認し文章等の音読をさせます。 次に90dB程度のノイズをon-offを繰り返しながら聞かせ、声の大きさの変化を確認します。これで声の大きさに増加が認められれば適応ありということで、同じ手順で練習を繰り返します。 実施に際して特に具体的指示や発声の注意点はないため、難しい指示には従いにくい高齢者や、そもそも練習そのものが難しい認知症の方でも実施できる可能性がある方法です。 実施にはノイズの聴取確認と文章音読を要しますが、これらの実施困難が予測される場合には、まず95dBのホワイトノイズをヘッドホンで両耳に聴かせ会話をします。 そこで拒否がなく声の大きさが変化していたなら、ノイズ音量を徐々に減衰させましょう。 95dB時と同じ声の大きさを維持可能なノイズ音量を探し,そこでノイズ音量を固定し、その状態で自由会話を約15分間行い適時ノイズのon-off を実施しましょう。 週2〜3回、1〜2ヶ月ほどでヘッドホンをつかわなくとも普段から大きな声を出せるようになります。 PR |
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