メルマガ「発声は面白くて深い!」記事
隔週刊メルマガ「発声は面白くて深い!Let's声の筋トレ」の主要記事です 発声運動エクセサイズ研究会発行
プロフィール
HN:
渡邉 佳弘
HP:
発声運動エクセサイズ研究会
性別:
男性
職業:
言語聴覚士、学術博士
自己紹介:
発声運動エクセサイズ研究会代表
このメルマガをきっかけとして、幅広い方々に面白くて深い発声という現象に興味を持っていただければ幸いです
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2015
12,21
05:28
【コラムその22】 声優と俳優の違いが気になる◇声の芸能◇
CATEGORY[声のコラム]
◆気になるボイスコラム◆ vol.022 2015.12.21号より
☆声にこだわりを持つ筆者がこだわってお届けします☆
アニメ映画などの声優に有名な俳優さんやお笑いの芸人さんが起用されることがあります。これについて話題先行とか人気取りとか、とかく賛否両論いわれることが多いようです。 素人ですので演技の技術うんぬんはもちろんよくわかりませんが、一観客としての意見を率直に言うと、確かに違和感を感じることも少なくありません。 それがベテランの有名俳優さんであってでもです。どうしてなんでしょう。声優と俳優で何が違うんでしょうか。気になります。
俳優さんへの否定的意見では、「棒読み」「棒演技」という意見が多いように思われます。確かにそう言われるとその辺りが違和感の正体である気がします。 つまり抑揚が乏しく、登場人物の感情があまり伝わってこない気がするのです。 しかし俳優さんは演技のプロです。感情表現など俳優さんにとってはお手の物のはずです。別に声だけで出演しようが演技をすることに変わりはないように思われます。 それなのに専門の声優さんとの間にそれほど大きな隔たりが生まれるのはどうしてでしょう。
演技者の資質でないとすると実写とアニメ、両者の違いのカギは画面ということになります。 画面の差とは?それは情報量です。画面に映し出されているのはどちらも立体視はできない二次元画像です。 そこに差はありません。あとは細かいところまで映しだされているか、単純化して情報量が落とされているか、それだけです。むろん後者がアニメです。 アニメは色とか動きとか形とかの情報量が落とされてできています。情報が落ちている分だけ単純になり分かりやすくなっているといえます。しかし逆にアニメでは細かな違いが表せません。 つまり実写はほんの細かな表情の違いとかしぐさとか、そういった視覚情報と演技者の声とで感情表現がなされます。 それに比較するとアニメは感情表現の視覚情報が実写に比べるとどうしても少なくなっています。これはアニメがアニメである以上あたりまえのことです。
さて、視覚情報が少ないところに俳優さんが実写感覚で声を当てるとどうなるでしょう。情報の総量が足りないことになります。 つまり感情表現が乏しく、「棒読み」に聞こえる、というわけです。 これを解決するためには画面をより実写に近づけて視覚情報を増やすか、演技者が感情表現を大きくつけて情報の総量を増やすか、どちらかしかありません。 プロの声優さんは確かに抑揚を大きくつけて、例えば驚くにもいちいち「ええっ」とか言っているように思われます。 実写では自然な演技ができることが望まれるのでしょうが、情報の足りないアニメでそれをやるともの足りなくなってしまうのでしょう。
ただ最近は声優さんの過剰な演技を嫌う監督さんもいるという話です。おそらく画面の視覚情報に自信があって、情報過多になるのを避けているのでしょう。 画面の質によって演技の量を切り替えることができればベストなのかもしれません。本当に優れた人なら声優・俳優の別なくそこをコントロールできるのでしょうか。 声優さん俳優さんそれぞれの演技の差が気になります。
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