2024 11,23 06:40 |
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2015 11,02 07:21 |
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◆発声フィジ・エクセ事例紹介◆ vol.019 2015.11.02号より
☆発声フィジ・エクセの実施事例をご紹介します☆ 【ケース01】 脳梗塞後2年、著明な過緊張発声の70代男性 70代男性。2年前脳幹梗塞(ワレンベルグ症候群)。 気息声と粗ぞう声が著明で、声は非常に高く翻転もしばしばあり。 発声時には喉頭挙上がみられ過緊張傾向が著明。発声持続は3秒程度。声量はやや乏しい程度。呼吸・発音問題なし。 喉頭の過緊張軽減を目的に、頭部の回旋ストレッチと喉頭下部側方ストレッチ・喉頭周辺部ストレッチ・舌ストレッチと喉頭マッサージ+喉頭下制発声+h起声母音練習で週5回+自主トレーニング1日3回で実施。 開始1週間後頃より、時折練習中に母音で低い地声発声が出現。練習中、気息声・粗ぞう声軽減。 開始2週間後頃より、少し練習すると母音で低い地声発声可。普段でも気息声・粗ぞう声軽減。重母音・長母音練習追加。 開始3週間後頃より、普段でも低い地声発声が聴かれるようになる。粗ぞう声は目立たなくなる。気息声は日によって差あり。h起声練習カット、単語練習追加。 開始4週間後頃より、短文練習追加。時と場合によって差あり安定しないものの、気息声のない低い地声発声が比較的可能となりトレーニングは終了となった。 コメント:ご本人によると以前はむしろ低い声だったとのこと。はっきりはしませんが脳幹梗塞で過緊張発声になった可能性が考えられました。 とすると2年も経過しており固定化してずいぶん経つことになるため改善には困難が伴うことが予測されましたが、発声トレーニングは未経験とのことでしたのでやってみました。 プログラムはかなり重点化し、自主トレーニングも相当やっていただきました。幸いご本人はとても熱心で自主トレーニングにもしっかり取り組まれていました。 経過が長いため安定発声には至りませんでしたが、約1ヶ月でかなり改善し終了しました。 PR |
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