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◆気になるボイスコラム◆ vol.014 2015.08.17号より ☆声にこだわりを持つ筆者がこだわってお届けします☆ のど飴が気になります。 のど飴は今やどんなスーパーでもコンビニでも駅の売店でも売っています。それだけ人々に広く愛され受け入れられているということでしょう。 しかも様々な種類のものがあります。ではそれほど普及しているのど飴というのは効果のほどはどうなんでしょうか。なんとなくのど飴だから喉とか声にいいんだろう、そんなイメージが私たちにはありますね。 実際にのど飴は効くのでしょうか?種類もたくさんありますが違いはあるのでしょうか。気になります。 大抵ののど飴では、せき・たん・炎症などによる声がれや痛み・不快感にどうぞ、と書いてあります。しかし実は成分等に基準はないそうです。 そのため、のど飴は商品によって成分が大きく異なっています。そもそも薬なのかと思いきや実は「医薬品」「医薬部外品」「食品」の3種類に分かれています。 「医薬品」とは、薬品成分が入っていて、しっかりと効果・効能が決められているものです。これに該当するのは意外にも『浅田飴』と『南天のど飴』だけです。他の薬っぽいものは実は医薬部外品なのです。 「医薬部外品」とは医薬品よりも有効成分が穏やかなものを指し、代表的なものは『ヴイックス』とか『ルル』などです。 そして「食品」というのはいわゆるお菓子の部類になるもののことです。 お菓子ですので薬としての効果はありませんし、どこで売っても構いません。極端な話、普通の飴と同じものを明日からのど飴と名前を変えて売っても何ら問題はないことになります。そして『龍角散ののどすっきり飴』『はちみつのど飴』『キンカンのど飴』『のど黒飴』など大多数ののど飴はこの部類に入ります。 なぜ薬効成分の入っていないただの飴であるのど飴がそんなに普及しているのでしょうか。 声を出すのに必要なのは呼気と声門閉鎖、そして声帯粘膜の潤いです。声帯粘膜が乾燥していると粘膜は滑らかな動きができなくなり、綺麗な声がでなくなります。 そんな時に飴を舐めればそれが刺激となって唾液が分泌され、それにより乾燥していた声帯の粘膜が潤うことになります。 ですからただの飴ではありますが、舐めることにより声がれを和らげることができるというのは一応本当のことではあります。 さらにのど飴にはハッカとかハーブとかが配合されているものもありますので、スーッとしてスッキリしたり、唾液がより分泌されやすかったりしますので、効果としては普通の飴よりも期待できます。 薬効成分を入れなくともそれなりに効果があって、制限なくどこでも売れるのなら医薬品にしなくとも食品で充分というわけなのでしょう。 ちなみにのどが潤うことで、ウイルスや細菌が入ってくるのを防ぐことにもなりますし、異物を外に出すこともできます。その点からいけば、のど飴はのどの痛みの悪化や風邪の予防にも効果があると言えるでしょう。のどに潤いはとても大切なのです。 さて私は『e-maのど飴』と水筒のお茶を愛用しています。出かける時は常に水筒を携帯しています。 私の声の恩師、渡辺陽子先生の「声を大事になさい。私たちは声が命なのよ」との言葉を守っての行動です。 『e-maのど飴』は食品ですが、実はもう10年以上1日も欠かしたことがありません。ストックも常に数個持っています。数多い製品の中で『e-maのど飴』なのは色々な味があって飽きないことと、ケース入りで携帯に便利なことが決め手になっています。 他の製品は袋入りだったり紙の包みだったりしてあまり始末がよくありません。しかし10年以上も同じ製品を来る日も来る日も摂り続けるのも我ながらどうかとは思います。 たまには他の製品に切り替えたい気はするのですが、やっぱりゴミが出たり不便なのは気が進みません。どうにかもっと携帯に便利なようにしてもらえないでしょうか。 というわけで他ののど飴が気になります。