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2015 09,21 05:48 |
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◆気になるボイスコラム◆ vol.016 2015.09.21号より
☆声にこだわりを持つ筆者がこだわってお届けします☆ コロッケさんの発声法が気になります。 タレントのコロッケさんといえばものまねタレントの代表格のおひとり。その芸はますます磨きがかかり、その暴走気味なところも含めて近年は独自の世界を築いていらっしゃいます。 でもものまねって仕草とか表情とかしゃべり癖とか似せるポイントはいろいろあるでしょうが、まずは声ですよね。声が似ていないとそもそも似てる感じがしません。 ではコロッケさんやものまねタレントの方々ってどうやって声を似せているんでしょうか。その発声法、気になります。 これについてはコロッケさんご本人がテレビ番組の中でおっしゃっていました。 コロッケさんは、まず自分の顔を中心に置いて、その人が自分の顔より下で声を出しているか上で出しているか考え、次に下でも前に押して声を出しているか後ろに引いて出しているかを考えて声を出す、のだそうです。 ちなみに下で前に押して出すと美川憲一さんになり、下で後ろに引くとピーターさんになるのだそうです。なかなか独創的です。でもとても面白い表現とおもいました。 コロッケさんが例として出された声を聴く限りでは、顔の下か上かというのは声が高い低いというだけでなく、おそらくチェストボイス(胸声)・ヘッドボイス(頭声)を指していると思われます。 今号(vol.016)のワンポイント解説でも書きましたが、チェストボイスは太くてよく響く声、ヘッドボイスは高くてもファルセットのように息漏れせず明瞭で響く声です。 頭に響く感覚・胸に響く感覚があるので顔の上か下かという表現は納得できるところです。 そして前に押す声とは、聴くところ民謡とか演歌のような声帯を締める発声法です。 声帯は締めますが、喉頭から咽頭の空間はむしろ広げているのでよく共鳴し苦しい声にはなりません。 反対に後ろに引く声とは、声帯は締めず喉頭の空間全体を広げて出す西洋風の発声法です。声帯を締めているので押す、声帯を広げているので引く、というイメージを持たれたのでしょう。 コロッケさんは、ものまねの練習をする際には鏡も見ないしビデオ撮りもしないで、全て自分のイメージだけで作り上げていくそうです。 イメージだけなのでどんどん暴走していってしまうそうですが、そのぐらいイメージングが豊かだからこそ、声の出し方も独特のイメージで捉えて創り上げることができたのではないでしょうか。 さらには10mぐらい先に向かってトンと落とすような声とか、もっと複雑なイメージもあるそうです。どうももっともっとありそうです。 コロッケさんの豊富なイメージによる発声法が気になります。 PR |
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