メルマガ「発声は面白くて深い!」記事
隔週刊メルマガ「発声は面白くて深い!Let's声の筋トレ」の主要記事です 発声運動エクセサイズ研究会発行
プロフィール
HN:
渡邉 佳弘
HP:
発声運動エクセサイズ研究会
性別:
男性
職業:
言語聴覚士、学術博士
自己紹介:
発声運動エクセサイズ研究会代表
このメルマガをきっかけとして、幅広い方々に面白くて深い発声という現象に興味を持っていただければ幸いです
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2015
10,05
06:18
【コラムその17】 男の声、女の声の違いが気になる◇声の不思議◇
CATEGORY[声のコラム]
◆気になるボイスコラム◆ vol.017 2015.10.05号より
☆声にこだわりを持つ筆者がこだわってお届けします☆
男の声と女の声の違いが気になります。
男性の声と女性の声って違って聴こえますよね。声の高さが違うからそりゃ当然でしょうといわれればその通りです。 でも高い声の男性と低い声の女性だったらどうでしょう?同じ文章を読んだとしてどのように聴こえるでしょうか。 実はほとんどの人が男性の声・女性の声と聴きわけることができるのだそうです。男性の声と女性の声ってなにが違うんでしょうか。気になります。
そもそも男女で喉頭のサイズは異なりますが、話しているときの声の高さを平均基本周波数で比較すると、男性が130Hz、女性が190Hzです。 はっきり言って大した差ではありません。なにしろその差は約半オクターブでしかありません。では声の違いはどこで生じるのでしょう?
実は喉頭の位置が違います。比較すると男性は声帯の位置が女性よりも低く、そのため声道が女性よりも長くなっています。 比率にして女性の約1.2倍です。声は楽器と同じで、音の通り道が短ければ短いほど高い音、長ければ長いほど低い音が出ます。 楽器でもそうですね。短めのピッコロとかフルートは高い音が出ます。対して長めのクラリネットやオーボエは低めの音が出ます。 つまり声帯で出る喉頭原音の高さに差がさほどないにもかかわらず、男性の声が女性の声に聞こえないのは、基本周波数ではなく、その音の響き方によるということになります。
さらに男性と女性では、会話で出す音の高さの範囲にも違いがあるといわれています。 会話時に男性が出す音の高さが60~260Hzであるのに対し、女性が出す音の高さは120~520Hzなのだそうです。 つまり男性では低い声と高い声の差が200Hzなのに対して、女性の場合の差は400Hzと、男性の倍の範囲の声を出していることになります。
要するに男性と女性を比較すると、女性は会話の抑揚やイントネーションがとても大きく、男性は抑揚が少なくて一定に近いということなのです。前途した高い声の男性と低い声の女性が聴き分けられるポイントはここにあると思われます。 従ってもし高い声の男性が大きく抑揚をつけて喋ったら女性と区別がつかなくなるかもしれません。 声の低い女性は抑揚を大きくつけて喋れば男性に間違われてしまって気分悪い、ということも減るのではないでしょうか。 女性声優で声の高い男性の声を当てるなら抑揚を乏しくするとそれらしくなると思われます。
ところで生物学的に言うと、雌雄で声が違う生物はそれほどありません。進化的にヒトに近いサル類でも哺乳類でもヒトのように明確に異なるものはなかなかありません。 どこにメリットがあったのでしょうか。男女の声の聴き分けが原始の生活で重要だったのでしょうか。
男の声と女の声の違いがまだまだ気になります。
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