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2016 01,18 04:04 |
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◆気になるボイスコラム◆ vol.024 2015.01.18号より
☆声にこだわりを持つ筆者がこだわってお届けします☆ 大したことではないんですが、声変わりが気になっています。 声変わりは専門用語でいうと変声といいます。生後すぐから身体は成長していきますが、それに伴って声帯も成長して大きくなっていきます。 ピッコロ、フルート、オーボエと楽器が大きくなると低い音が出ますが、同じ原理で声帯や喉頭が成長すると声は低くなってきます。 音響的に言うと 生まれた直後の声の高さは400Hz前後、それから徐々に低くなり小学校高学年では男女とも200〜300Hzになります。 この声の変化は小学校高学年ごろまではおよそ身体の成長と相関して直線的なのですが、おおむね12歳~13歳ごろに顕著に変化します。 それが声変わりで、女子にも起こりますがあまり目立たず、男子の声変わりがとても顕著です。 声変わりが完成すると、声帯の長さが男性約2cm、女性1cm、高さの男女差は約1オクターブ、音響的には成人男性で80〜150Hz、成人女性で180〜250Hzになります。 これは第二次性後期の変化によるもので、この時期の男子は声帯の組織が増殖して甲状軟骨がせり出し、いわゆるのどぼとけが見られるようになります。 この声帯の拡大によって声は低く太く変化します。この期間を変声期と言いますが、大人の声として十分に安定するまでには3〜4年かかるとも言われています。 男子にだけ急激な声帯の成長が生じるのは進化過程でそれなりの生物学的必然性があってということなのでしょう。ここではおいていきます。気になるのは呼吸様式です。 一般に男性は腹式呼吸を用いることが多く、女性は胸式呼吸を用いることが多いと言われています。いつからこの違いが生じるのでしょう。 呼吸様式に男女差が生じる理由として、女性は腹筋群の筋力が弱いため胸式呼吸にならざるをえない、と説明されることが多いように思われます。 小児期から腹筋群の筋力に差が生じているとは思われません。小学校高学年まで男女に身体機能に差はあまりないといわれています。 では変声期に呼吸様式が変化するのでしょうか。つまり男子に腹筋群が強くなるというような変化が起こるのでしょうか。そもそも腹筋群が強くなると自然に腹式呼吸になるのでしょうか。 教え込まれて変化するならともかく、そんなに呼吸パターンが自然に変わるものなのでしょうか。 もちろんそういう説もありますが、それなら女子でも腹筋群を鍛えているようなスポーツをしていれば自然に腹式呼吸になるのでしょうか。いろいろ疑問が湧いてきます。 このあたりすでに明らかなのか、研究途上のものなのか勉強不足で現時点ではわかりません。とりあえず声変わりにまつわる呼吸が気になっています。 PR |
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