メルマガ「発声は面白くて深い!」記事
隔週刊メルマガ「発声は面白くて深い!Let's声の筋トレ」の主要記事です 発声運動エクセサイズ研究会発行
プロフィール
HN:
渡邉 佳弘
HP:
発声運動エクセサイズ研究会
性別:
男性
職業:
言語聴覚士、学術博士
自己紹介:
発声運動エクセサイズ研究会代表
このメルマガをきっかけとして、幅広い方々に面白くて深い発声という現象に興味を持っていただければ幸いです
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2016
06,06
03:47
【コラムその33】 バージョンアップ「発声運動エクセサイズ」公開
CATEGORY[声のコラム]
◆気になるボイスコラム◆ vol.033 2016.06.06バージョンアップ特別号より
☆声にこだわりを持つ筆者がこだわってお届けします☆
発声フィジカル・エクセサイズとして2014年2月より試験公開を始めたこの発声エクセサイズですが、今から思えば未整理な部分・未解明な部分があちこちにありました。 当時は気づきませんでしたが、公開すると、分かりにくいという声をいくつかいただきました。 振り返ると確かにその通りで、抽象的な記述や、慣れないとできないような判断を求める箇所もかなりありました。これでは実施そのものが難しいのも当然と思います。 今回、これらの部分を思い切ってできるだけ整理し、バージョンアップ版として再編成、名称も一新しました。 これまでも部分的に公開してきましたが、改めてこの場でまとめてご紹介したいと思います。
1)名称の変更
一番分かりにくい、と言われたのが、「フィジカル」という言葉です。 日本語の文脈で使われる場合、だいたいは「肉体」とか「運動する身体」というような意味になるようですが、 特にちょっと物理的な、という意味を足したいときに「フィジカル」という言葉が使われる印象です。 その点でこのエクセサイズと合っていると思われたのですが、なんとなくの使われ方ですので、ピンと来ない方も多かったようです。
ということでこの機会に、フィジカルという言葉はなくしました。 代わりに、このエクセサイズでは運動を重視しているので、ストレートに「発声運動エクセサイズ」としました。
2)基本概念明確化
概念自体は特に変わりありません。基本にあるのは発声は運動で、筋肉が動かしやすくなるよう条件を整えれば声は良くなる、という考え方です。 筋肉を動かしやすくする柱としてリラクセーションと筋力増強をおくところも同じです。 ただ、従来法と決定的に違うところは「トレーニングにより筋繊維そのものが変わる、それで声も変わる」ということで、 根幹に関わることですから、ここを強調して分かりやすくなるようサイトの説明を書き直しました。
3)用語の変更
これまで発声練習時に、工夫を加えて発声しやすくすることを「本番(発声)の工夫」と記載していましたが、 本番とか工夫という言葉が今ひとつ分かりにくいので「アシスト発声」と改めました。 内容は同じですが、ただの発声ではなく発声しやすいよう補助を入れている、というイメージを表した感じにしました。
またこれまでは筋力増強に使う運動の種類を「無酸素運動」としていましたが、ブローイング練習などは厳密には無酸素運動と異なる可能性があることなどから、 「負荷運動」に改めました。筋力増強には特に負荷が重要ですので、その意味でもこちらの方が分かりやすくて良いと思います。
4)栄養との関係を明記
メルマガでも何回か触れましたが、筋力増強の効果を上げるには適切なタイミングでの栄養摂取が必要です。今回、概要の原則の項で、その点を追記しました。
5)トライアルの削除
これまではアセスメントでトレーニング部位を決定した後に、トライアルで幾つかある選択肢の中からお試しをやって最適なものを選ぶ、という流れになっていました。 しかし何から選ぶべきか、ダメなときにやり直せばいいのか変えるべきか、実際難しかったと思います。
ですのでトライアルは削除しました。 新バージョンでは、最も効果がありそうなプログラムが自動選択されるようになっています。うまくいかないときにその場でとるべき対処法も複数つけました。
そして1週間程度実施して効果がなけれ第二選択に移る、となっています。この選択順はこれまでのデータに依っています。
6)フローチャート方式の導入
エクセサイズ実施の具体的な流れがわからない、という面がかなりありました。 そこで上にも書いたようにプログラムが自動選択されるようにフローチャート方式を導入しました。 特に最初に過緊張性を判断し、そこから分かれていくようにしてあります。これは過緊張性でトレーニングのやり方が全く異なるためです。
またひな形として実施して欲しい回数なども具体的に明記しました。もちろんこの回数は目安であって絶対的なものではありません。 とにかく全体に難しい判断を要せず、流れに沿って行っていけば簡単にプログラムを選べて実施できるように構成しました。
7)ストローロングブローイング
最も筋力増強効果を見込める「ストローロングブローイング」を新設しました。 TABATAメソッドに近い要素を取り入れ、インターバルトレーニングを基本としています。実施の難しさが想定されるので、順位は第3選択にしてあります。
8)嗄声解消エクセサイズと過緊張発声解消エクセサイズの分離
これまで嗄声・過緊張発声としてまとめていましたが、今回両者を分離しました。 嗄声の中には過緊張性を伴うものと伴わないものがあり、全体には過緊張性のものが多いのでまとめていましたが、 色々なケースを想定して分かりやすくするには分離した方がいいだろうと考えたためです。
9)実施方式の変更
これまで実施方式は、自主練習法と指導法に分かれていましたが、これを統一し基本的に自主練習法のみとしました。 結局、積極的に行っていくなら自主トレーニングが中心になるはずですし、指導のみ行うにしても自主練習法を指導すれば済むと思われるからです。 そのため全て自分で行うことを前提とした実施法に改めました。
10)上級知識の再編
これまでのエクセサイズの中で、テクニック的に難しいもの、微妙な判断が必要なもの、文章化が難しいものはフローチャートから分離し、 「高度な実施法」として別にまとめました。あくまで自主練習として、どなたにでも実施できることが目標だからです。
上級知識については、いつか講習会など開くことができれば、とは思いますが、まずは標準技法の普及の方が先でしょう。 上級知識については、たぶん動画公開して、それに解説を入れるという手っ取り早いやり方をとることになるような気がします。
11)ダウンロード用テキスト版メルマガ
特にバージョンアップとは関係ありませんが、ついでに過去のメルマガをテキストファイルでダウンロードできるようにしました。とりあえずvol.015までです。
12)マスキング法/DAF
実は実施が容易でオススメなマスキング法ですが、装置が欠かせない点がイマイチです。 ホワイトノイズの入手はちょっと手間でしょうから、サウンドファイルをダウンロードできるようにしたかったのですが、サイズが大きすぎてアップロードできませんでした。 これはなんとかしたいと思います。
果たしていかがでしたしょうか。基本的には広く用いていただけることが目的ですので、技法を簡略化し、自己診断でできて、複雑な判断を要さない、という方向性です。 ただし、誤字脱字・表記ミス・バグなど、まだあちこちに修正点が残っている可能性があります。 暇をみてはチェックを行っていますが、見るたびに何がしか見つかり、エンドレスな作業になってしまっています。 不具合を見つけた方、もしよろしければメールでもツイッターでも構いませんので気軽にお知らせいただければ幸いです。確認次第、すぐ修正させていただきます。
なかなか取りかかれないでいますが、今後は実施方法とコツを解説した動画の公開ができればと思っています。 さらにフローチャートを手元で見ながらエクセサイズができるよう、スマホアプリも開発したいと考えています。 ただしまだまだ先の話ではあります。気長にお待ちください。今後ともよろしくお願い申し上げます。
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