メルマガ「発声は面白くて深い!」記事
隔週刊メルマガ「発声は面白くて深い!Let's声の筋トレ」の主要記事です 発声運動エクセサイズ研究会発行
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HN:
渡邉 佳弘
HP:
発声運動エクセサイズ研究会
性別:
男性
職業:
言語聴覚士、学術博士
自己紹介:
発声運動エクセサイズ研究会代表
このメルマガをきっかけとして、幅広い方々に面白くて深い発声という現象に興味を持っていただければ幸いです
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2016
06,20
08:45
【コラムその34】アニメ声が気になる
CATEGORY[声のコラム]
◆気になるボイスコラム◆ vol.034 2016.06.20号より
☆声にこだわりを持つ筆者がこだわってお届けします☆
アニメ声が気になります。
アニメ声っていう言葉、最近時々聞きますね。 アニメっぽい声、ということらしいのですが、昔はそんな言い方はなかったと思うので、私にはどういう声なのか実は良くわかりません。アニメっぽいってどんな声なのでしょう。 気になります。
さてそもそもアニメっぽいとは声にどんな特徴があることなんでしょうか。
高い声、それと大げさな抑揚、というイメージがなんとなく浮かびます。 聴覚心理的に高い音は低い音よりも認識されやすい傾向があります。サイレンも警報音も高い音ですよね。高いと他の音があっても際立って聴こえます。
大げさな抑揚は、画面的に感情表現の情報量が少なくなってしまうアニメで情報の総量を増やすための声優さんの工夫と思われます。 例えば驚くにもいちいち「ええっ」「あっ」とか声に出して言う感じですね。このあたりのことは、
コラムその22
(「声優と俳優の違い」)にも書きました。
ちなみにディズニーアニメの吹替版では、子供の声は実際の子供が当てているようですが、はっきりと声優ではなく子供とわかります。 なぜなら抑揚が全然違うからです。本当の子供は地声は高くても意外に抑揚はあまりありません。比べると声優さんはやっぱり抑揚を大きくとっています。
このようなことで、高い声と大きな抑揚でしゃべる方はアニメ的、つまりアニメ声を持つといっても良いと思われます。
ただ、どうもそれだけでもない気がします。 ちょっと表現するのが難しいのですが、声優さんの中には、高いだけでなく、ちょっと面白いというか、なんとも特徴的な響きの声を持っていらっしゃる方がいます。 最近バラエティ番組でよくお見かけする声優の金田朋子さんなどが分かりやすい例でしょう。
www.youtube.com/watch?v=oak7L8HLK4E
ちょっと極端な例かもしれませんが、高いだけでない、印象的・特徴的な声ということは分かっていただけるのではないか思います。 これこそアニメ声といえるのかもしれません。
さて、どのような条件がそろうとこのような声質になるのでしょう。 少し調べてみたところでは、こちらのサイトに声優さんの喉頭を調べたデータがありました。
http://basil.is.konan-u.ac.jp/anime/
それによると声優さんは声道の形や喉頭の高さがかなり一般人と異なり、アニメ声を出すと喉頭位置が高くなる、とされています。
また、私もよく参考にさせていただいているこちらのサイトでは、声質に魅力を感じる声優さんは喉頭室や咽頭共鳴腔を使って声を共鳴(加工)させている、と書かれています。
http://aidavoice.exblog.jp/17163893/
私も多分、喉頭腔や咽頭腔の形状なのではないか、と思うのですが、実はまだ良くわかりません。今後もう少し検討してみたいと思っています。
ところでアニメ声はモテ声として羨ましがられることもあるようですが、 一方で声を作っているといわれたり、目立ちたくないのに目立ってしまうなど、悩んでいる方も随分いらっしゃるようです。 もし喉頭腔や咽頭腔の形状が関連しているのなら、このあたりの筋を鍛えてコントロールできるようになれば声を変えられそうです。 そのためにも、もう少し検討してみたいと思います。 というわけで、アニメ声の仕組みが気になります。
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