メルマガ「発声は面白くて深い!」記事
隔週刊メルマガ「発声は面白くて深い!Let's声の筋トレ」の主要記事です 発声運動エクセサイズ研究会発行
プロフィール
HN:
渡邉 佳弘
HP:
発声運動エクセサイズ研究会
性別:
男性
職業:
言語聴覚士、学術博士
自己紹介:
発声運動エクセサイズ研究会代表
このメルマガをきっかけとして、幅広い方々に面白くて深い発声という現象に興味を持っていただければ幸いです
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2017
02,06
08:52
【コラムその49】 音痴克服めざして(後編)
CATEGORY[声のコラム]
◆気になるボイスコラム◆ vol.049 2017.02.06号より
☆声にこだわりを持つ筆者がこだわってお届けします☆
前回の続きです。
娘の音痴を克服するために、とりあえずステップを3段階考えました。
・まず声で誘導して楽器の音と同じ音程を出せるようにすること。
・次にドレミの音階を楽器に合わせて出せるようにすること。
・最後にドからひとりでドレミの音階が出せるようにすること。
ここまでできれば後はなんとかひとりでも練習できるだろうという想定です。 今はとにかく自分の音程が合っているかどうかも分からないような状態ですので、ひとりで練習なんてできるはずもありません。 つまり練習をできるようにするための練習、基礎の基礎練習といったところです。
いよいよ練習を開始しました。最初の目標は、こちらがお手本の高さの声とキーボードの音を聴かせ、同じ音程を出せるようにすることです。
ただしその前にやることがありました。 それは「あ〜〜〜」と長く声を出した時に、同じ高さを維持し続けることです。娘はこれすらできず、しかも気づいていませんでした。 地声の高さを特定し、その高さの声を聴かせてから、一緒に声を長く出す練習を繰り返しました。
最初はすぐ下がっていってしまいましたが、ほどなくだいたい一定に保てるようになりました。そこで次はこちらの声なし、キーボード音のみ聴かせながら声を長く出す練習にしました。
すると予想通り、とたんに音がずれていってしまいました。 想定していたので、断続的にこちらの声を聴かせ、徐々に聴かせる頻度を減らすという形にし、やっと楽器音のみで高さを維持できるようになりました。 あとで訊くと「とにかくキーボードだと全然わからなくて、どうしようかと思った」とのことでした。
といってもこれは地声、もっとも出しやすい高さの声なので、次は一度高くなった音で同じことをしました。 これまた予想通り難渋しましたが、おしまいにはできるようになりました。
さらにもう一度高くなった音で同じことをして、次はいよいよ第2段階の音の変化です。地声をドとして、「ド〜〜〜レ〜〜〜」と一音上げる練習に入りました。 もちろん最初はこちらが一緒に声を出し、合うようになったらキーボード音のみで出す、というやり方です。
これまたやっぱりこちらの声があれば比較的できますが、キーボード音のみだと高くなりすぎたり低くなりすぎたりしてなかなか合いません。 同じヒントの出し方をしてようやくクリアしました。
この調子で「ド〜レ〜ミ〜ファ〜ソ〜」とキーボードに合わせて5音変化できるところまで行きました。この時点で練習開始から1ヶ月です。
そして最後の基礎の基礎練習、第三段階ドレミの音階練習に入りました。 娘の地声は「シ」の高さだったので、これを一音上げた「ド(C4)」から「ド〜レ〜」「ド〜レ〜ミ〜」とキーボードに合わせて上げ下げする練習をしました。 外れたら声を聴かせて高さを修正、これをドからソの間の高さの音で反復練習しました。
そして最後、「ド」だけキーボードで出して合わせ、そこからアカペラで「ド〜レ〜ミ〜」と上げていく練習に入りました。 開始から2ヶ月経ちました。だいたいできるようにはなったのですが、 常に出だしは調子悪く、練習していると合ってくるものの、急に出させたり、休憩してから出させたりすると、またかなり外れたりしました。
結局あとは練習量だろうと思われましたので、ここで秘密兵器、IT機器を入れることにしました。 それはチューナーアプリです。ギターなどをチューニングする時に使うアプリです。マイクで拾った音がC4なのかD4なのか、どのくらいずれているのか、これで表示できます。
ここで使ったのは「
楽器チューナー Lite
」 ですが、類似のものはいくつも出ています。 これは人の声でもちゃんと反応してくれるので、これを見ながら音階を出せば目標の高さから高いか低いかすぐわかります。 これを使って自主トレーニングをする、ということにしました。
今のところ、娘の歌はまだまだ上手とはいえません。でも前より随分ましにはなりました。 なにより驚いたのは「その歌、音がずれてるよ」と人の歌のずれを指摘できるようになったのです。 これは今までただの一度もなかったことで、「違いがわかるようになったんだね」と思わず言ってしまいました。 どこまで上手になるかは今のところ未知数です。やり方は分かったはずですので、あとは本人のやる気次第でしょう。
また求められたら、必要に応じて助けてやりたいと思っています。
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