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2017 09,04 07:28 |
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◆最新声文献 【051】唇トリル・舌トリル練習で8割が声門ポリープ手術を回避
「Treatment for Vocal Polyps: Lips and Tongue Trill 」 Daniela de Vasconcelos, Adriana de Oliveira Camargo Gomes, Cláudia Marina Tavares de Araújo Clinical Hospital, Federal University of Pernambuco, Brazil Journal of Voice March 2017 Vol 31, Issue 2, P252.e27-252. 対象はポリープと診断された10人のうち5人。 唇トリル&舌トリル法の発声訓練を30〜45分10回やってみた。 結果、5人中3人に効果あり。80%の者が喉頭手術を回避できた。 唇トリル&舌トリル法は声門ポリープの治療法として有効じゃない? という論文。 トリルって、唇を閉じてブルルルとか、舌を巻き舌にしてトゥルルルって震わせる運動です。 ロシア人やイタリア人が得意そうなやつ。 トリルが喉頭や声帯に直接作用するわけじゃありません。 ただ喉頭の力を抜かないとうまくできない。それがトリルです。 繰り返しの練習で、声帯に負担の少ない発声の仕方を学習できた、と言うわけ。 声帯への負担が減ったので声帯の炎症も収まった、 それでポリープ手術の必要がなくなった。 まあそんなとこでしょう。 ただトリルだけで声帯に負担の少ない発声法を学習できるかどうか、 ここは微妙なところですね。 対象者によるでしょう。 学習力が高いかどうか、自覚があるかどうか、応用力があるかどうか、 この辺りが分かれ目です。 対象者の要因を消すにはもっと症例数が必要です。 一般的にはトリルだけじゃ心もとないかな。 他の方法も組み合わせたくなりますけどね。 PR |
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