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2016 02,15 06:34 |
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◆発声フィジ・エクセ事例紹介◆ vol.026 2016.02.15号より
☆発声フィジ・エクセの実施事例をご紹介します☆ 1年前パーキンソン症候群との診断を受けた70代男性。 普段の話し声でも意図的場面でも有声は全くみられず、出されるのは全て弱い息のみ。意思疎通は弱いささやきと身振りと筆談で可。舌や口の運動機能に大きな問題はなし。呼吸数には問題はないが呼気は弱い。 ただし咳は可能。 咳が出せることから声門閉鎖は可能、問題は呼気筋の機能低下と判断。目的は呼気筋の可動域と筋力の向上。 体幹・肋間筋のストレッチと負荷ブローイング、お腹を押しながらの母音介助発声練習を週5回+自主トレーニング1日1回で実施。 開始1週め、呼気持続力当初6秒→9秒、練習中に母音の一部で短い有声発声が可能となる。 開始2週め、呼気持続力10秒、練習中母音で短い有声発声が可能。単語の発声練習追加。ただし自主トレでは有声困難。 開始3週め、呼気持続力11秒、練習中短い単語の一部で有声発声が可能。呼気が強くなり普段のささやきが聞き取りやすくなる。 開始4週め、短い単語が一部有声で可能。自主トレでも有声が出せるようになる。以後は自主トレ中心に行うこととしエクセサイズ終了。 コメント:かなり前から声は小さかったとのことですが、肺炎で数週間入院してから、声が出なくなったとのことでした。 はっきりはしませんが、入院による呼吸筋の廃用症候群で声が出なくなった可能性が考えられました。 とすると廃用を起こしてからそれほど経っていませんので、改善の見込みありと考えやってみました。 プログラムは呼気筋強化にかなり重点化し、ご本人も主旨を理解されてしっかり取り組んでいただけました。 約1ヶ月で一定の改善が得られ、自主トレもできるようになりましたので終了しました。ご家族にも分かりやすくなったと喜ばれたとのことでした。 PR |
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