メルマガ「発声は面白くて深い!」記事
隔週刊メルマガ「発声は面白くて深い!Let's声の筋トレ」の主要記事です 発声運動エクセサイズ研究会発行
プロフィール
HN:
渡邉 佳弘
HP:
発声運動エクセサイズ研究会
性別:
男性
職業:
言語聴覚士、学術博士
自己紹介:
発声運動エクセサイズ研究会代表
このメルマガをきっかけとして、幅広い方々に面白くて深い発声という現象に興味を持っていただければ幸いです
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04,01
07:13
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2015
12,21
05:22
【Q】 お腹をへこませない腹式発声法とは?
CATEGORY[QAコーナー]
◆声のなんでもQA◆ vol.022 2015.12.21号より
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【Q】 上級者になると腹式発声をお腹をへこませずにできると聞きましたが、これはどうなっているのでしょうか?
【A】 腹式呼吸は肺の真下にある横隔膜を収縮させて肺を押し上げ容積を縮めることにより息を出す呼吸法です。 従って正式にはこの呼吸法は横隔膜呼吸と言われています。これを使って声を出すと腹式発声になるわけです。
ところが横隔膜を収縮させるといっても普通はどうやっていいか分かりません。 そこで腹式呼吸を分かりやすく習得するために腹筋を使ってお腹をへこませる、という方法を一般的に使います。 腹筋が収縮するとお腹がへこみます。そうなると風船を押した時のようなものですから、どこかに空気が逃げようとします。 その空気が横隔膜を押し、結果、横隔膜が収縮したのと同じように肺を押し上げて容積を縮め息を出すわけです。
従って腹筋の収縮は横隔膜の収縮とイコールではありません。横隔膜が収縮していなくても腹式発声はできる理屈です。 いわば擬似的に横隔膜呼吸をしているといえるでしょう。ですので本当に横隔膜呼吸で発声をするなら腹筋は関係なく、横隔膜だけが上がることになります。 これで声を出せば、お腹をへこませずに腹式発声をしている状態、ということになります。
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2015
11,16
04:51
【Q】声が通らない原因は?
CATEGORY[QAコーナー]
◆声のなんでもQA◆ vol.020 2015.11.16号より
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【Q】よく声が通らないといいますが、原因はなんでしょうか?
【A】おおむね「声が通る」とは、騒がしい環境でもその人の声がかき消されず聴こえる、ということを指します。
人間の耳では、二つ以上の音が聴こえる場合、片方の音にもう一方の音がかき消されて聴こえなくなる現象が起こることがあります。これを同時マスキング効果といいます。
同時マスキングが起こる条件にはふたつあり、ひとつは誰にでも想像がつくと思いますが、弱い音波と強い音波が競合したときです。つまり大きい音に小さい音はかき消されるということです。
ふたつめは低い音と高い音が競合した時です。低い音は高い音をかき消しやすい傾向にあります。反対に高い音は低い音を妨害しません。これは周波数マスキングともいわれます。
従ってここからすると「声が通らない」人は、声が小さいか、声が高めということになります。
ということであれば考えられる対策は二つ、ひとつは周囲に負けない大きい声を出せるようになること。単純ですが、呼吸筋を鍛えることで手っ取り早く実現が見込めます。
もうひとつは周囲の音にかき消されないよう低めの声で話すことです。低めの声が出しやすいなら心がけてみましょう。 地声が高く低めの声が出しにくいという人は舌の後半分を喉の方に下げながら声を出す練習をしてみましょう。慣れてくると口腔内の空間が広がって声が響くようになります。 口腔内で共鳴すると普通に話すよりも多くの周波数の音が出ていることになるので低めの声が出ているのと同じような効果があるはずです。
もちろんこれらを組み合わせればもっとも効果的でしょう。ご参考まで。
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2015
10,05
06:13
【Q】声が疲れたときは
CATEGORY[QAコーナー]
◆声のなんでもQA◆ vol.017 2015.10.05号より
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【Q】声が疲れたときにはどうしたらいいのでしょうか
【A】声はちょっと続けて使うと結構疲れてしまいますよね。
疲れたら休む、は基本ですが、その際ちょっとしたケアも行っておくと良いでしょう。
第一は水分摂取です。声は声帯粘膜の振動で出るわけですが、粘膜は常に湿潤していないといけません。 声を続けて使うと呼吸も頻繁になり外気の出入りで粘膜は乾燥がちになってしまいます。水分を取って粘膜を湿らせておきましょう。クールダウンにもなります。
第二は安静です。声帯をぶつけるような強い発声をする傾向のある方であれば声帯が腫れている可能性もありますのでなおさらです。 安静にして声をあまり出さないだけでなく、咳払いやささやき声も控えましょう。 ささやき声のときは声としては出ていませんが、実は声帯には力が入っています。ささやき声は安静状態にはならないことを知っておきましょう。
第三に喫煙・飲酒を控えましょう。喫煙は粘膜に炎症や浮腫を生じさせます。疲れて一服したいかもしれませんが、疲労回復には繋がりません。 飲酒は血行は良くなりますが、充血を引き起こしたりすることがあります。 何より酩酊状態になると声を大事にしようとする気持ちがどこかに行ってしまって、また大声をだしたり使いすぎたりしてしまいます。 声が回復するまで喫煙・飲酒は止めておきましょう。
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2015
08,17
07:35
【Q】マッサージの強さがわかりません
CATEGORY[QAコーナー]
◆声のなんでもQA◆ vol.014 2015.08.17号より
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【Q】マッサージをどのくらいの強さでやったら良いかわかりません。
【A】マッサージの基本原理はストレッチと同じです。ストレッチが引っ張って筋線維を伸ばしているのに対して、マッサージは筋肉を押したり揺することによって筋線維を伸ばしているのです。 ですから筋線維を伸ばす、ということを意識してマッサージすれば良いのですが、押しすぎると痛くなってしまいますね。痛みを感じると筋は収縮しがちになってしまい逆効果です。 痛みを与えない程度の強さで伸ばすようなマッサージを心がけると良いと思います。同じ場所を長い時間マッサージするのも痛みの原因になりますので適度に変えつつ行うと良いでしょう。
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2015
07,20
03:27
【Q】歌声と喋る声は違う?
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声のなんでもQA◆ vol.012 2015.07.20号より
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【Q】歌声と喋る声の出し方に違いはありますか。
【A】どちらもその人の声ですので基本的なところに違いはありません。
歌だから腹式にしなければならないとか、姿勢を正さなければならないとか、そういう特別なこともありません。
ただ歌の場合、聴こえ方を工夫しようと思うなら、幾つかの注意点はあります。
ひとつは声をよく響かせて歌全体の聴こえ方を良くしたい場合。この時は舌を平たくして全体に下げると同時に軟口蓋を少し上げ口腔内の空間を広げます。これで声を出すと口腔内で反響しやすくなり響きのある声になります。
もうひとつは高音の音程をしっかり取りたい場合。高音をパッと出すときには音を外しやすいものです。高音の音程をしっかり取るには、まず高音に行く前に充分息を吸っておくことが必要です。息が足りないと高周波の声帯振動ができず、目標音から下がってしまたり、裏声になってしまったりします。思い切って声も出せません。
あとはビブラートをかけるとか、ウィスパーにするとか、その曲に合わせた発声法のテクニックがあると思いますが、これは煩雑になりますのでここでは割愛します。
2015
06,15
15:17
【Q】発声フィジ・エクセは何が違うのか
CATEGORY[QAコーナー]
声のなんでもQA◆ vol.010 2015.06.15号より
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【Q】発声フィジ・エクセというのは他の方法と何が違うのか、何が新しいのかわかりません
【A】ごもっともです。実は他の方法と発声フィジ・エクセは根本的に原理から異なっています。
前号のQAでも述べたように、声に問題があってそれを矯正する発声練習はボイスセラピー、普通の声をもっと良くする、いわゆるスーパーノーマルにする発声練習はボイストレーニングといわれます。これらには、あくびーため息法とかh起声とかアクセント法とかリー・シルバーマン法とか、YUBAメソッドとか割り箸発声法とか、ともかく色々な方法があります。色々な方法がありますが、これらはほぼ全て『声の出し方を変える』ことを根本原理に置いています。つまり今まで小股で歩いていたのを大股歩行に変えるように、行動のパターンを変えてしまうのです。新たに学習し直すといった方がいいかもしれません。今まで無意識にしていた行動パターンを、意識して新しい行動パターンに変えるということです。ですからこれらは発声行動変容法といわれます。そのため戻そうとおもえばいつでも元の発声法に戻すことができます。
これに対し発声フィジ・エクセが変えるのは、行動パターンではなく筋肉そのものです。筋構造と神経伝達性などを根本から作り変えることにより発声の問題の原因となっている呼気不足とか喉頭の過緊張などの軽減・解消を図ります。無酸素運動による筋力トレーニングやストレッチを中心的に用いるのは筋構造や神経伝達性などを作り変えるためです。筋肉そのものが変われば発声も変わりますし、意識・無意識は関係ありませんので自覚に乏しい方、高齢の方でも行えます。一度変わってしまえば元に戻ることもありません。ただし相応のトレーニングと期間が必要です。また中途半端なやり方やいい加減なやり方では筋構造を変えるトレーニングにはなりません。
発声行動変容法でも今まで使っていなかった部位を使うことにより、結果的に筋力トレーニングになることはあります。また発声フィジ・エクセにも行動パターンの学習的な側面は入っています。しかし元々の根本原理は全く異なっている、ということは知っておいていただきたいと思います。
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2015
06,01
10:35
【Q】 発声練習は呼び方で違いはありますか
CATEGORY[QAコーナー]
声のなんでもQA◆ vol.009 2015.06.01号より
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【Q】発声トレーニングとかボイストレーニングとかボイスセラピーとか、発声練習には色々な呼び方がありますが、それぞれで違いはありますか
【A】わかりにくいですよね。どれも声の練習ではありますが、一応区別はある程度あります。
社会生活上で不利益を被るような声の問題があってそれを矯正する発声練習はボイスセラピーといいます。声がかすれて授業に差し支える学校の先生とか受付の方とかアナウンサーの方とかですね。
一方特に声に問題はないがその普通の声をもっと良くする、いわゆるスーパーノーマルにする発声練習はボイストレーニング、通称ボイトレといいます。歌手や俳優を目指す方が受けるような発声練習です。
これらは似ていますが練習方法は異なります。原因が違うので方法も異なるというわけです。それぞれ別のものといっても良いくらいでしょう。
さて発声フィジ・エクセはというと、実は両者に適応があります。従ってボイスセラピーであり、ボイストレーニングでもあるのです。そこで発声フィジ・エクセで行う発声練習は両者とは異なるという意味を込めて「発声エクセサイズ」と呼称しています。
ただし人によって全く区別していなかったり混同していることもありますので、その辺りはよく注意してご判断ください。
2015
05,18
08:53
【Q】 声は鍛えられるのか
CATEGORY[QAコーナー]
声のなんでもQA◆ vol.008 2015.05.18号より
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【Q】声は指紋と同じようにその人固有のもので変えられないと聞いたことがありますが、声は鍛えられるのでしょうか
【A】確かに声を音響分析をして出たグラフの形はその人固有のもの、ということで指紋に対し「声紋」といわれます。声は喉頭や声道の形や大きさで決まりますが、形や大きさは基本的には変わりません。声の根本は喉頭原音という声帯で発生される生の音です。これが声道を通って反響することで加工され、その人の声になります。この喉頭原音の周波数成分などは基本的特徴は変えることができないのです。その意味で声を全く違うものに変えることはできません。
ただし声でも鍛えられる要素はあります。例えば声量です。声量は主に呼気の量と圧力で決まるので声道の形や大きさの影響を受けません。発声の持続力も同じです。これも声道の形や大きさの影響を受けません。声の中の雑音の入り具合も概ね変えることができます。一方、声の響きや高さは喉頭や声道の形や大きさの影響を受けるので際限なく変えることはできませんが、ある程度なら変えることができます。 声には鍛えられる部分と鍛えるのに限界がある部分、変えられない部分があることを知っておいていただくとよろしいかと思います。
2015
05,04
06:00
【Q】 発声トレーニングのよい参考文献は?
CATEGORY[QAコーナー]
声のなんでもQA◆ vol.007 2015.05.04号より
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【Q】発声トレーニングのためのよい参考文献はないでしょうか
【A】今、新刊書籍の発行点数は30年前の約3倍になっているそうです。発声トレーニング関係の書籍も山ほどありますから、本当にどれを選んだらいいか迷ってしまいますよね。しかも内容をよくみると結構それぞれバラバラです。難しい音楽用語が並んでいるもの、独特なトレーニング法が述べられているもの、精神論的なものと様々です。やたら体操がたくさん入っているのもありますが、大体ははっきりした理屈などなく、色々やったらどれか効くだろうと闇雲に入れているようです。「1分で変わる」「5分で変わる」などと書いてあるのは大抵心の持ちようを変えれば声も変わるという本です。その他疑似科学的な限りなく怪しい本もあったりするわけですが、もちろんどれを選ぶかは個人の自由です。それを踏まえた上で、科学的にみて妥当でありお薦め、という本をご紹介します。
(1)声域を拡げたい方
弓場 徹「改訂版 プログラムCDつき 奇跡のボイストレーニングBOOK」
主婦の友社, 2013 ¥2,484
弓場 徹「DVD付 どんな人でも1週間でいい声になる! 歌がうまくなる! 」
あさ出版, 2013 ¥1,728
上の2冊は音痴矯正を謳っている著者の本だけあって、特に声域を拡げたい方に向いています。ちゃんと理論的にも正しい方法に依っています。
(2)声の響きを出したい方・声量を上げたい方
立林淳 「舌根をやわらかくすると歌がうまくなる (CD付き)」
リットーミュージック, 2010 ¥2052
独特な考え方と構成の本ですが、内容としては理にかなっておりお薦めです。
(3)かすれ声・ガラガラ声を変えたい方
廣瀬 肇ほか「STのための音声障害診療マニュアル 第1版」
インテルナ出版, 2008, ¥3,500
専門書ですが、かすれ声・ガラガラ声を変えるにはこの本がもっとも向いています。箇条書きで分かりやすく書いてある良書です。専門家・一般の方どちらにもお薦めです。
以上、ぜひ参考にしてみて下さい。その他サイトの方にも幾つか載せてあります。
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2015
04,20
06:00
【Q】 大きな声を出しやすい言葉は?
CATEGORY[QAコーナー]
声のなんでもQA◆ vol.006 2015.04.20号号より
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【Q】発声練習をする際に大きな声を出しやすい言葉はあるのでしょうか
【A】おっしゃる通り発音には声量の出やすい音と出にくい音があります。母音で言えば「い」・い段音、「う」・う段音は声道が狭くなり、喉頭も過緊張になりやすいため声量はあまりでません。一方「あ」・あ段音、「え」・え段音は広母音といって声道が広くなるため声量は出やすくなります。「お」・お段音も比較的出やすいですね。 さらに子音では、ま行・な行などの鼻音は弱音化されるため声量は出にくくなります。またか行・た行・ぱ行などの破裂音は舌や口腔が過緊張となって狭くなるために音の響きが悪くなりますので、これも声量は出にくくなります。
従って声量が出やすいのは、は行、や行、「わ」などになります。すなわち、あ段か、え段、お段、かつ、は行、や行、「わ」を組み合わせた単語が最も声量が出やすい言葉ということになるでしょう。 ですから伝統的に使われる「やっほー」は理にかなっています。他にはたとえば「アホー」とか「わーっ」とか「えーっ?」などでしょうね。 単語で声量を出す練習をするなら確かにこのようなことに配慮しつつ行うとより効果が上がりやすいと思います。ぜひやってみて下さい。
QAコーナーへのご質問をお待ちしております。
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2015
04,06
05:54
【Q】 発声フィジ・エクセはパーキンソン病に効くか
CATEGORY[QAコーナー]
◆声のなんでもQA◆ vol.005 2015.04.06号より
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【Q】発声フィジ・エクセはパーキンソン病のささやき声には効くでしょうか
【A】パーキンソン病は筋肉が固縮して特に運動の開始が困難になるなどの症状を特徴とする疾患です。おそらくその特徴が喉頭にも現れて呼気は出ても声門閉鎖運動が開始しにくくなっていると思われます。従ってまず喉頭ストレッチで充分喉頭筋・喉頭周囲筋をほぐして動きやすい状態にし、その上で呼吸ストレッチをたっぷりして充分な呼気を出せるような状態を作り出しましょう。そして呼気のタイミングが合った瞬間に声をかけつつ呼気介助をして発声させるてみて下さい。これによりささやき声しか出ないケースであっても発声できる確率がぐんと高まります。一度声が出ればしばらくの間は続けて出せることが多いようです。これを繰り返し練習すると、ささやき声であっても普段からある程度声が出しやすくなります。
2015
03,16
06:00
【Q】なぜ発声に筋トレとストレッチが良いのか
CATEGORY[QAコーナー]
◆声のなんでもQA◆ vol.004 2015.03.16号より
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【Q】なぜ発声に筋トレとストレッチが良いのでしょうか
【A】 結局のところ発声は呼吸筋と喉頭筋の運動によってなされるのですが、それが思い通りに動かないことが理想的な声が出ない原因になっています。筋肉が思い通りに動かないパターンは大別すると二種類で、ひとつは筋肉に充分な力を生み出す能力がない場合、もうひとつは充分な力は生み出せるが調整がうまくできない場合です。調整がうまくできないというのは、力が強すぎたり弱すぎたり、あるいは安定しなかったりということです。多くの場合は、必要な筋肉だけでなくその周囲の筋肉も含めて力が強く入りすぎのパターンになります。
これを改善するためには直接・間接含めて色々な方法があるわけですが、発声フィジ・エクセでは直接改善させる方法をとります。それが無酸素運動(筋トレ)とストレッチというわけです。筋肉に充分な力を生み出させるために無酸素運動(筋トレ)、力が入りすぎのパターンを修正するためにストレッチによる筋のリラクセーションを行います。
「お腹から声を出す」「喉を開ける」「声を前に出す」「口に響かせる」「肩を落とす」などのイメージトレーニング的な間接的方法はそのようなやり方に慣れている方には効果的でしょうが、うまくイメージができない方にはとても難しいものになってしまいます。筋トレとストレッチはその気さえあればどなたにもできることと思います。筋トレとストレッチというような直接的な方法を採る理由はそこにあります。
2015
03,01
15:52
【Q】発声フィジ・エクセは嚥下障害にも効くの?p
CATEGORY[QAコーナー]
◆声のなんでもQA◆ vol.003 2015.03.02号より
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【Q】発声フィジ・エクセは嚥下障害にも効くのでしょうか?
【A】発声には直接関連しませんがお答えします。一連の声量増加エクセサイズは誤嚥した際の咳嗽力強化に役立ちます。おそらくこれが最も嚥下障害に効果を発揮できるプログラムと思います。特に負荷ブローイングが有用でしょう。また気息声の軽減は誤嚥物の声門下への流入の防止および嚥下圧向上に役立ちます。
さて次には、喉頭筋ストレッチによる喉頭周辺の過緊張軽減が舌骨上筋群の収縮不足による喉頭挙上不全に効くことが期待されます。これは実例としては経験していますが、まだどの程度効くのかは確かめられていません。ただしこの場合はおそらく過緊張発声もありますので、発声エクセサイズと併用しながらになるでしょう。
もうひとつ咽頭収縮筋の収縮不足による咽頭クリアランスの低下に咽頭筋ストレッチが効くことが期待されますが、残念ながらこれはまだ成果は出ていません。試してはみていますが、今のところこれの効果は発声に限られています。
その他の嚥下障害の原因、嚥下反射生起遅延や輪状咽頭筋弛緩不全などに効果のありそうなテクニックは発声フィジ・エクセにはたぶんありません。大体こんなところと思われます。よろしければ用いてみて下さい。
2015
02,16
06:00
【Q】 発声フィジ・エクセの自主練習はどのくらい?
CATEGORY[QAコーナー]
◆声のなんでもQA◆ vol.002 2015.02.16号より
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【Q】発声フィジ・エクセの自主練習はどのくらいやればいいのでしょうか
【A】発声フィジ・エクセではまずアセスメント、そしてプログラムを経てエクセサイズに入りますが、重要なのはまず少しでも声が変わることです。声が変わらない場合はウォームアップをもう一度やる、姿勢を変える、深呼吸してリラックスする、発声する音を変えるなど幾つかの方法や組み合わせを試してみて下さい。
声が変わったら、ここからが本当に本番の発声エクセサイズです。これを定着させるために繰り返して発声を反復します。反復発声回数は最高で50回を目安にして下さい。途中で休憩したり音を変えても構いません。ただし目標としない声が出てしまった場合には不成功ですので50回の内にはカウントしません。繰り返しているうちに疲れたりして当初の声がでなくなることも多くありますが、その場合は休憩しましょう。疲労を残すのは良くありません。目標とする声が50回に達したら終わりにします。ただし疲れたら50回に達しなくても終了しましょう。最初のうちは50回を目標とせず、まず10回程度にしておいて、容易にできるようになったら10回ずつ増やしていくのがいいと思います。
QAコーナーへのご質問をお待ちしております。
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TwitterからでもOKです
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2014
12,17
15:47
【Q】発声フィジカル・エクセサイズは、どのような人にも効くのでしょうか?
CATEGORY[QAコーナー]
◆声のなんでもQA◆ vol.001 2015.02.02号より
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【Q】発声フィジカル・エクセサイズは、どのような人にも効くのでしょうか?
【A】実施すると何がしかの効果はほとんどの方にみられます。声が少し大きくなったとか、少しかすれなくなったとか、出しやすくなったとかですね。物理的な喉頭の疾患がある場合を除けば、原因もあまり問いません。もちろん種々のトライアルや組み合わせの工夫は必要です。
ただし難しいのはその効果を持続させることです。多くの場合は効果があるのは直後だけで、すぐに元に戻ってしまいます。効果時間を伸ばすためには良い状態の声を何度も再現してその状態を体に覚えこませるようにすることです。それによって定着させることができます。ただし往々にしてその場でまた繰り返してもうまくいきません。これは喉などが疲れてしまっているためで、このまま何度頑張ってもいい結果はでません。とりあえず休息をしっかりとってまた再開してみましょう。休息をとっても再現できなければ、機会を改めましょう。
ただ原因によって効きやすい方法はあると思います。今後チェックリストかフローチャートで効きやすい方法を自動的にチョイスできるような方式を作っていきたいと考えています。
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